「書道」が国の『登録無形文化財』に
日本書道ユネスコ登録推進協議会の『無形文化遺産』登録推進運動においても、
登録に向けて大きく前進
2021(令和3)年10月15日の文化審議会答申において、「書道」は「伝統的酒造り」とともに、国の『登録無形文化財』に登録、同年8月26日に発足した「日本書道文化協会」は保持団体として認定されることが発表されました。約2カ月後の官報告示によって、「書道」は正式に『登録無形文化財』に登録されることになります。
これまで無形文化財には、重要無形文化財として指定される「芸能」「工芸技術」の2分野しかなく、「書道」は文化芸術基本法第12条で生活文化の一つとして振興を図るものとして取り上げられるに留まっていましたが、本振興会が文化庁に対し、書道を始めとする生活文化も文化財の対象とするよう要望してきたことなどを踏まえ、2021(令和3)年6月に国の文化財保護法が改正、指定制度のほかに新たな登録の制度『登録無形文化財』が創設され、このたび「書道」が初の『登録無形文化財』に選定されたのです。
今回の『登録無形文化財』登録は書道界全体にとっても朗報であり、また、全国書美術振興会が事務局を務める日本書道ユネスコ登録推進協議会の『無形文化遺産』を目指す推進運動においても、保護に関する国の法的担保を得られたことになり、ユネスコ登録に向けて大きな前進となりました。
公益財団法人 全国書美術振興会
代表理事・会 長 田中壮一郎
代表理事・理事長 木 聖雨
|
|