ごあいさつ
全国書美術振興会は文化庁認可の財団法人から、平成24年2月1日付で内閣府認定の公益財団法人に移行しました。本会の目的は従来と変わることなく「書美術の本質を究明するとともに展覧会等により書美術の振興を図り、もってわが国の芸術文化の発展に寄与する」ことにあります。
その主たる事業の「日本の書展」は日本の書道界を代表する書家が会派を超えて一堂に集まり、力作を展示するもので、本年は第47回展を迎えます。関西、中部、東京、九州展で総出品点数約3千6百点という充実した大展覧会となっております。東京展では「公募臨書」という公募展も併催しております。
これまで海外においても約80カ所で「日本の書展」を開催し、国際文化交流の実績を挙げており、外務省や在外公館から「海外において日本の文化を紹介し、理解を求めるのに書は不可欠であり、この展覧会の果たす役割は大きい」との評価をいただいております。また、世界各地の日本国在外公館に日本を代表する書家の作品を寄贈する活動もいたしております。
本会は現在書道界が一丸となって推進している書写・書道教育の一層の充実を目指す運動と、日本の書道文化をユネスコの無形文化遺産に登録しようという運動にも積極的に関与しております。それぞれ書写・書道教育推進協議会(平成26年4月1日発足。http://shosha-shodo.s2.weblife.me/)と日本書道ユネスコ登録推進協議会(平成27年4月4日発足。http://www.shodoisan.jp/)として活動しております。
日本の文化を支える書をより一層普及させ、書道界の発展に寄与するため、これまで以上に努めてまいります。書家の皆様のご支援はもとより、内閣府はじめ関係各位のご指導、ご協力をお願い申し上げます。
平成31年1月
公益財団法人 全国書美術振興会
代表理事 会_長 田中壮一郎
代表理事 理事長 木 茂行(聖雨) |
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